弁慶の泣き所とかいう弱点の話




こないだ、脚を思いっきりテーブル(金属製)にぶつけたんですよ。

 

「ンア゛ッ」って変な声が漏れて、

 

「どう゛じて゛だよ゛お゛お゛お゛お゛!!!!!!」って藤原竜也ばりに叫びながら床をのたうち回りたかったんですけど、会社ですし、周りに他の社員居ますし、変な目で見られるほうが心が痛いと判断したので我慢しました。

で、悶絶しながら涙目で耐えているうちに、こう思ったんですね。

 

「これは弁慶も泣くわ」と。

 

弁慶ほどの豪傑でも痛がって泣く急所、それが「弁慶の泣き所」

場所でいうと脚の前側のすねの部分、「向こうずね」とも呼ばれますね。

 

でも、人間の急所に自分の名前が付いて後世に伝わっていくなんて、めっちゃ嫌じゃないですか?

 

だって名前を名乗った時に

「あー、あの『泣き所』の人ね(笑)」プークスクス

みたいな反応されたらどうすればいいの?

 

急所殴られたらもう豪傑とか達人とか関係ないんですよ、痛いものは痛い。

心臓突かれたり頭を銃で撃たれたら死にます、と同レベル。

きっと弁慶も

「なんでや…なんでワイの名前が付いてるんや…」

と三角座りで落ち込んでるはず。

 

良い機会なので「弁慶の泣き所」って呼び方止めませんか?

悪気が無くても、本人が嫌だと感じたらそれはいじめなんですよ。

現代社会だと「パワハラ」「モラハラ」に該当するかもしれませんしね。

別の呼び方が必要です。

そこで提案したい呼び方が

 

全米が泣いた

 

痛さのレベルをワールドワイドで共有していますし、

「そこを殴られたら誰だって泣くよねHAHAHA」

と軽快なジョーク風に日常に溶け込む、誰も不幸にならない素敵なワードなのではないかと思います。

 

これから先、「弁慶の泣き所」をぶつけたときは「全米が泣いた」と言ってみましょう。

おそらく今自分のいる場所が映画のクライマックスシーンに早変わりするはずです。

セリフも洋画の主人公っぽく、

「オーケー、分かった、落ち着け…頼むから良い子にしててくれよ…(悶絶)」

みたいな感じで演じるといくらか気が紛れるかもしれません。

おわりっ

 

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